Coucou de la Provence! プロヴァンスからこんにちは!

みなさん、こんにちは。私はエクス・アン・プロヴァンス在住のNAOです。
Petit Marchéのお客様で、プロヴァンス好きな皆様に、
現地からの生の情報をお届けしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

11月の話題は、「Bise」



10月も中旬を過ぎると、南フランスでもぐっと肌寒くなり、気温は10℃から20℃の間くらい。
街の様子も少し淋しく、秋らしくなります。エクスのメイン通り、
ミラボー大通りのプラタナス並木も、枝を落とされすっきり。秋空がよく見えます。



ミラボー大通りにある苔むした噴水も、
夏の眩しい太陽の下で見るのと違って、ちょっと秋の気配。


皆さんは、bise (ビズ)ってご存じでしょうか?

親しい人と会ったときに行う、エアーキスのことです。

日本人にとっては、意外と厄介なこの風習。新学期にあたり、

来たばかりの日本人留学生が戸惑う様子を、最近よく見かけます。

この挨拶、お互いの頬を近付けて、「チュッ」と音を立てるもので、

親しい友達の間だけでなく、特に若い年齢層では初めて会う人とも

交わすことがあります。

でも日本でいう「キス=口づけ」ではないのでご安心を!

唇を相手の頬につけることはあまりありませんし、唇同士でいわゆる

キスをするのは、やはり恋人間に限られています。

女性同士、男女間は基本的にビズを、男性同士は

親しい場合はビズ、それ以外は握手をして挨拶します。

大体「Salut! (やぁ)」とか「Ca va? (元気?)」とか言いながら

(つまり耳元で話しながら) ビズをします。

初対面の場合は、自分の名前を名乗りながらになります。

また、もちろん仕事の場では、同僚とはビズであっても、

お客さん相手にビズをすることはありません。





エクスの女の子達は黒のシンプルな装いが好き?
この仲良し3人組は、ベンチに座って結構長い間
おしゃべりしていました。


いつも大通りでクレープを売る、クレープスタンドの
おじさんの後ろ姿。寒くなったからか、暖かいクレープを
嬉しそうに頬張る人をよく見かけます。おじさんも大忙しです。


この風習、地域によって回数が違うというのが厄介もの。私が住む

エクスとその周辺、さらにパリ周辺では2回(左右1回ずつ)、

南仏でもアルル周辺では3回(左右左など)、夫の実家のある

フランス中部では4回!(左右2回ずつ)になるんです。

義理の家族に会う度に、私はビズ2回で顔を引こうとしてしまい、

あっ!間違えた!と焦るのです。あとよく困るのが、

どちらの頬から始めるというルールが決まっておらず、

同じ側に顔を寄せてしまって、衝突しそうになること。

ちょうど自転車に乗っている時に、道を譲ろうと思って、

同じ方向に進んでしまうのと同じ感じですね。

私の記念すべき初ビズは、フランス人ではなくスペイン人の

男友達とでした。初対面なので自己紹介していたら、

勝手にビズをされた!といった印象で、思いっきり

固まってしまったことを覚えています。

慣れてしまえば、とても親愛のこもった挨拶だとわかりますが、

恐らくフランスでのカルチャーショックの第一位なのでは?

と思っています。(NAO)



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